| 寛文元年(1661)、花山蔭忠長が温湯を訪れた時に、薬師像を安置した記録がある。その後、不動寺の開山である潮音の弟子宗運が、延宝七年(1679)に温湯を訪れている。翌八年、薬師堂の傍らにあった庵を譲り受け法眼寺を開基した。天和三年(1683)に、黒石ニ代領主信敏公により「宝厳山法眼寺」と命名された。元禄四年(1691)、領主の祈願所として山形町に法眼寺が移されたが、薬師寺堂が残り、監寺が置かれた。 享保九年(1724)、弘前五代藩主津軽信寿公が、境内の紅葉を賞賛し、「瑠璃山薬師寺」の寺号を授け、今日に至る。 黄檗禅宗は、禅宗三派のひとつで修行に坐禅を用いる。宗祖は隠元である。隠元は、中国福建省の出身で、承応三年(1654)に中国から長崎に渡来後、京都府宇治市に黄檗山万福寺を創設しここを本山とする。 黄檗宗の寺は全国に五百以上あるが、東北では15寺、県内ではわずか3寺だけで、そのうち2つの寺の薬師寺と法眼寺が黒石市にある。 黒石市教育委員会編「黒石の文化財」より |
![]() 薬師寺本堂 |
| この薬師寺も、大正2年に発行された安西如鳩編 「烏城志」 という本に記載されてました! |
境内にある楓の大木、現在は石割カエデ、明治の頃は碧巖楓、巖割楓との名前がついてます。 さて、どれが似合いますかね・・・・・・・ |
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| 黒石においでの際には、是非一度ご覧下さい。 (但し、お寺に迷惑がかからないように) |
| 黒石市のことを記した黒石案内「烏城志」の中の薬師寺について興味深い記述がありましたのでご紹介します。 @ 楓の他に奇妙な杉があった! A 建立されている石碑の揮毫者は故乃木大将とのこと |
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南津軽郡山形村大字温湯に在り黄檗宗中東北随一の名刹たり延寳七庚申年八月僧潮音海の山を開きしものにて始め寳巖山薬師寺と稱せり後ち二十餘年を經て元祿四年僧南宗更に一宇を黒石に建立す今の寳巖山法眼寺是なり享保九年弘前藩主津輕信壽薬師寺に賽し瑠璃山の號を授け又次の一詩を遺されたり 始見古寺卜閑寂。 一歩杖頭自是禪。 此時正覺滿紅葉。 寒霜冬景勝春天。 山中や菊は手折らぬ湯の匂ひ 芭 蕉 烏城志より |
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| 芭蕉の句がある石碑 |
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| 忠魂の碑 |
記述のとおりとすれば楓のそばに奇木の杉があったようですね